コース長よりご挨拶 / 数理生命システム分野 高須夫悟 教授

数理生命システム分野 高須夫悟 教授

環境科学コースが発足して丸4年がたちました。2014年4月に第一期生として入学した学部学生達は2018年3月に卒業し、官公庁や一般企業など社会の様々な場面で活躍しています。また、同年4月に本学の大学院博士前期課程化学生物環境学専攻・環境科学コースに進学した大学院生達は学術面での研鑽の日々を続けています。

 

本学の環境科学コースは「理学」の一分野としての環境科学に深く取り組み、地球環境科学分野、数理生命システム分野、生物環境学分野、そして環境化学分野の4つの分野に所属する教員が基礎から応用に至る多様なカリキュラムに基づく教育を行っています。

本学の環境科学コースの特徴は、環境と関連の深い生物学・化学・地学の基礎知識を習得し、これらの知識を活かしながら、計算機を活用した情報処理ならびに抽象モデルアプローチを高度に駆使して問題解決にあたる点にあります。数学・物理学・化学・生物科学・地学と言った古典的理系科目の領域を越えた学際的教育研究活動を行う点に本コースの特徴があります。

 

環境科学コースの学生は、学部4年間の学びの集大成としての卒業研究、そして大学院博士前期課程2年間に取り組む修士研究を通じて、論理的に物事を考え、問題点を洗い出し、修得した知識と計算機活用の技能を活かして問題解決にあたり、成果をとりまとめて発表することに取り組みます。こうした経験を通じて、社会で活躍できる人材を育成することを目指しています。

 

研究活動は総合的な人間力を高める訓練でもあります。コーススタッフ一同、学生達と一緒に研究に取り組むことを楽しみにしています。

 

2018年10月23日 環境科学コース長 高須夫悟

 

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